水のpH値について
pHって何だろう?
その水は酸性?アルカリ性?
pHは酸性かアルカリ性かの指標
pHは酸性かアルカリ性かの指標となる数値で、単位はありません。中性がpH7で、それより数値が低いものが酸性、高いものがアルカリ性です。
水のpHを左右するもの
水のpHを左右する要因は、さまざまですが、飲用可能な水に関して言えば、ミネラルの量と種類、炭酸ガスの含有量、重炭酸イオンの含有量などがpHを左右する要因の主なものです。
人間の身体と水のpH
人間の身体は健康な場合において、pH約7.3の弱アルカリ性に保たれています。この値がアルカリ側に偏っても、酸性側に偏っても代謝機能や免疫機能などに影響が出ます。
偏りとして多いのは酸性側に偏るアシドーシスという状態です。
酸性に偏りがちな身体を弱アルカリ性に保つという意味で、弱アルカリ性の水が注目されています。
飲料水のpH基準値
水道水には水道法によってpH値の範囲が基準内(5.8以上8.6以下)であることが求められます。また、ミネラルウォーターに関しては食品衛生法によって同様にpH値の範囲が定められています。
ウォーターサーバーに用いられる宅配水の場合、食品衛生法の適用を受け、その基準のpH値は5.8以上8.6以下です。
宅配水のpH値
ウォーターサーバーに使われる宅配水のpH値は当然上記の基準値におさまるものですが概ね弱アルカリのものが多いです。
2つのアルカリイオン水-天然水と電解水-
アルカリイオン水には飲用可能な水を電気分解して得られる陰極水と、天然水に分かれます。
アルカリイオン水の製造機器は「胃腸の調子をよくする」として家庭用医療用具承認を受けたものもあり、アルカリイオン水は「お腹にやさしい水」と言われます。
天然のアルカリイオン水はpH8~8.5が主流です。